凡人の深読み

20代の凡人が海外で仕事をしながら、様々なことを深読みして世界征服する話

フィリピンで働いてみて気づいた日本の素晴らしさ 仕事編

 地球人のみなさん、こんにちは。

凡人の深読みです。

 

私の直下で働いていたマネージャーが今日辞表を提出してきました。

これで2人マネージャーが去ることになります。どちらもこの会社に対して何か不満がある、というよりは外で給料が良くて自分のやりたいことを見つけてきたという感じです。

ここにきて日本的な経営の強みをすごく感じます。今日は今までに感じた日本的な経営の中で優れているものを3つ書きたいと思います。

 

1.理念、行動規範、なりたい姿などが明文化されていて、笑いながらも全社員だいたい認識している。

僕の知っている安定している会社は大中小かかわらずこれをやっているところが多いです。僕の今いる会社にはどれもないので、5月までに非公式で作成予定です。

これらを作ることで全員が同じ価値観に近づき、向かっている方向が定まってきます。ビジネスもスポーツと同様団体戦。全員が1つの目標にすべてを賭けることができないと戦いには敗れるものです。

 

2.素晴らしい仕事をすることが人生に満足感を与えると認識している。

フィリピンでは契約書に書いてある時間以外は基本働きません。5pmを過ぎればパソコンを閉じてさっさと帰ります。素晴らしい仕事をしていなくても。ただ僕の知っている日本で働いている人は素晴らしい仕事をするためなら残業も週末もお構いなしに働きます。良い面も悪い面もあると思いますが、素晴らしい仕事をするために徹底的に仕事をする日本の経営は素晴らしいと思います。それは日本人が素晴らしい仕事からなんらかの満足感を得ているからではないかなと思いました。

 

3.対立ではなく調和。全員でうまくいく方法を心得ている。

日本は第二次世界大戦まで他の国から侵略された歴史を持ちません。侵略が普通の欧米では、自分の財産がいつ略奪されるかわからないまま生きてきたので、常に自分を主張していろんな人と対立することで生き延びました。一方日本というのは土地を与えられた人は労働から得た対価を貸主に返納し、全員がうまく生きれるシステムをなんとなく作れていたように思えます。なので対立や自分を主張することは社会から自身を孤立化させて生き延びるのを困難にしたのではないかなと思います。その名残りは今の日本経営にもあると思います。対立を好まず調和を尊重する。リーダーは厳しい現実と戦って調和や対立など外に置いてひたすら正しいことを判断する必要がありますが、経営に従事している会社員が調和を前提に話ができるというのは思っている以上に物事を全身させます。

 

salamat po

ありがとうございました。