凡人の深読み

20代の凡人が海外で仕事をしながら、様々なことを深読みして世界征服する話

#79 その人をその人として見るのは難しい

地球人のみなさん、こんにちは。

凡人の深読みです。

 

在日コリアン4世代の物語を描いた小説「パチンコ」を読み、下記の文章に出会います。

「昌子は彼を別の誰か、現実にいもしない”外人”としてしか見ていないのだ。ノア自身を見ていない。誰もが嫌うような相手と敢えて交際する自分は特別な人間なんだと、(中略)教養の高い人間、リベラルな人間である証明書なのだ。」

 

昌子は裕福で人種差別の強い家庭で育ったお嬢様で、ノアは在日コリアンで付き合っています。少数派として生活していると自分自身ではなく、社会から認識される自分というものを好いたり嫌ったりする人がいるなぁと感じます。

例えば、フィリピンで日本人給与は高いので、日本人というだけで好かれやすいです。僕たちは歳を重ねれば重ねるほど、社会的な地位だったり、所得だったり、フォロワー数だったりが気になってきます。大切な人たちについてはその人自身を見つめ続けられるようにしたいものです。自分でも気づかずに誰かを傷つけないように気を付けます。

 

ありがとうございました。

Salamat po