凡人の深読み

20代の凡人が海外で仕事をしながら、様々なことを深読みして世界征服する話

#73 フィリピン人の面接

地球人のみなさん、こんにちは。

凡人の深読みです。

 

フィリピンで2年ほど過ごしましたが、これまで30人程度採用しました。30人採用するために300人は面接しました。日本で日本人採用面接を30人ほどしたことがあります。フィリピンで面接をしてびっくりしたことを共有できればと思います。

 

1.会社理解が皆無

日本で面接していると会社がどんなことをしていて、どのくらいの規模なのかというのを把握しているのは当たり前です。しかしフィリピンで面接をしていると50%くらいは僕らの会社が何をしている会社なのかわかっていません。「医療市場でなんかしてんねやろ?」とか「多分医療器械売ってるんちゃうん」みたいなことを平気で聞いてきます。

 

2.ビデオ通話参加場所が強者

フィリピンでは交通事情が悪いので、大体オンラインで面接をします。日本なら静かな部屋でイヤホンをして参加するのが当たり前ですが、フィリピンでは想像もできない場所から、想像もできない状況とともに参加してきます。駐車場から汗だらだらで出てくる人もいれば、ベットの上からイヤホンなしで参加してくる人もいます。鶏の声が聞こえたり、ママがキレてる声が聞こえたり、というのは10回に1回くらいは発生します。

 

3.回答が意味不明

フィリピンで面接をしていると質問に答えてくれる人が少ないことに驚きます。日本人でもたまにあった傾向です。「なぜ会社を辞めたのですか」に対して永遠とその会社の商品について語ったり、「どんな人がメインターゲットでしたか」に対して「全員や」と真顔で答えてきたり。僕の質問の仕方が悪いのかもしれませんが、聞いてて面白くなってしまうこともあるくらい意味不明です。

 

こんな感じで楽しみながらそこそこ苦労して採用できた人はみんな優秀でよく働きます。離職率も僕が採用してからかなり下がりました。小さい会社ながらトップに立つと採用の大切さを痛感します。

 

ありがとうございました。

Salamat po