地球人のみなさん、こんにちは。
凡人の深読みです。
今日は朝礼について深読みしたいと思います。
日系企業で就業経験のある方は馴染みのある朝礼ですが、世界的に見て始業時間にチームで会議をするというのは珍しいようです。現職のフィリピンでも、フィリピン国内にある外資系に務めている方に聞いても朝礼を実施している人に出会ったことがありません。
毎日当たり前にやりすぎてあまり意味を考えない朝礼ですが、どんな意味があるのでしょうか。そもそも起源はどこなのでしょうか。
朝礼の起源は宗教的な目的のようで、朝に信者を集めて理念や規律の浸透を目的として権威のある人が情報を共有することのようです。学校教育では世界的にも導入されており、アメリカでは人前で話す練習の場として設けられていたり、教育理念を浸透させる場所として設けられていたり、という感じです。
この流れで企業でも採用されはじめ、今でも朝礼を実施している会社がほとんどなのではないかなと思います。理念の浸透と言うと聞こえはいいですが、僕が思うに本当の魂胆は下記ではないかなと思います。
- 遅刻を顕在化し、秩序と規律の質を担保する
- 所属意識を高めることで帰属欲求不満を原因にした休職・退職率を一定下げる
- 権威者の権威を保つ
2については年々減っているとは思いますが、それでも僕たちは会社に対して一定の帰属意識を持てないと健康な状態を保つことが難しくなります。朝礼でチームとコミュニケーションすることで帰属意識が潜在的にも溜まっていくのではないしょうか。
3については最後にリーダーが話しをしたら、情報共有をしたりすることで権威者が誰であるかを明確にし、その権威を保つことに一役買っている気がします。
こう考えてみるとPCに工場や製造業においては非常に大切な役割のように見えますが、仕事が進化した現代の仕事については不向きな部分もあるかもしれないですね。
ありがとうございました。
Salamat Po