凡人の深読み

20代の凡人が海外で仕事をしながら、様々なことを深読みして世界征服する話

#58 外国人積極受け入れによる代償

地球人のみなさん、こんにちは。

凡人の深読みです。

 

フィリピンでは働かない人が多いというイメージで入国し、かれこれ半年以上が経ちました。最初は嘘だろうと思っていましたが、確かに日本と比べると働く意欲というのは少ないように感じます。なぜでしょうか。一言にまとめると商売の多くが外国人によって支配されているからなような気がします。フィリピンの商売は経営者やマネジメント層が外国人である場合が多く、最大の産業はBPOと呼ばれる商売のルーティン業務を請け負うことです。もちろん顧客はアメリカやイギリスといった英語圏の国です。そんな外国人支配を感じる商売の中働いているフィリピン人は下記のようなことを感じている気がします。

  1. 昇進や昇給に限りがあるように感じる
  2. 頑張っても他国が潤うようになっていて国力が上がらない(所得が上がらない)
  3. マネジメントや経営をできる人材が育たない

 

これが何年も続くと役職が低いまま給料が上がらず、国力というのは上がりにくいのだろうと思います。僕もしっかり加担してしまってはいますが、これでは産業を作ったり人材で勝負するのは難しいなと感じます。

会社でも同じようなことが起こり得て、やはり社内の仕組みやシステムはその中で働いている人に利があるようにしなければならないなと強く感じます。そんなことを自然にできていたのが日本で、日本人のやる気や人材力というのはフィリピンと比べると相当差があり、世界的にも言語さえクリアできればトップレベルだと思います。

 

ありがとうございました。

Salamat Po