凡人の深読み

20代の凡人が海外で仕事をしながら、様々なことを深読みして世界征服する話

壮大な自然と寛大な人々。過酷で素晴らしい山登り

 

地球人のみなさん、こんにちは。

凡人の深読みです。

 

先週末登山に行ってきました。1200mくらいの45kmコースです。富士山が12-20kmくらいなので歩行距離は倍以上。相当覚悟して準備しましたが、そんな覚悟を笑われるような問題ばかりだったので紹介します。

 

まず1amから登山が開始します。これは事前に知っていたので、前日に昼寝をしてから参加しました。登山口には集落があり、大体の山はここで朝ごはんを食べてから出発します。そんな想定をして到着してみると、集落は真っ暗です。食事にありつけないまま登山開始。バックにはゆで卵3つ、ピーナツ300g、クラッカー80gしかありません。これにはまいりました。

およそ8時間かけて山頂に到着。25年前に噴火した際にできた湖を一望できる山頂は、自然の偉大さと怖さを感じさせる素晴らしい景色でした。山頂で最後のクラッカーを食べて下山開始。

6時間かけてやっと休憩所までつくことができました。休憩所でグループを待ちます。けれど、20時になっても帰ってきません。22時にはマニラに戻る予定なので大幅に遅れています。そこに追い打ちをかけるように土砂降りが降ります。22時になっても24時になっても帰ってきません。夜は冷え込み、Tシャツと短パンでは寝れるような気温ではありません。しかし誰も助けてくれないので、仕方なくキャンプファイアを起こし、そこの近くで寝ようとしますが、どうしても火を向いていない方が寒くて寝れても20分ほど。寝ては起きてを繰り返してグループが休憩所に到着したのは6時でした。

 

本当につらかった。極限の空腹と寒さに耐える。

僕と一緒に到着した2名のフィリピン人もさぞご立腹だろうと思っていたら、グループに対して火を起こしたり、コーヒーを淹れたり、、、、、自分の小ささに気づかされました。



ツアーガイドも謝ることなく、休憩所につくなり眠りこけてしまう。フィリピン人の文化、というかマイペースさにはびっくりです。予定より21時間も遅れているのに客は誰一人文句を言わないし、主催者側は謝る気配はない。なんだかみんな家族のように、よくやった!頑張ったな俺たち、という感じでした。こういうところは真似していきたいです。

 

壮大な自然と寛大な人間たちに囲まれた過酷で素晴らしい週末でした。

 

 

ありがとうございました。

salamat po