凡人の深読み

20代の凡人が海外で仕事をしながら、様々なことを深読みして世界征服する話

#37 家柄や出生で決まらない人生を背負う若者の分かれ道

地球人のみなさん、こんにちは。

凡人の深読みです。

 

今日は幸せということについて深読みしたいと思います。

 

日本、世界の歴史を見ていると、18世紀以前の人々は家柄や出生で人生のほとんどを決められていたように思います。三国志の劉玄徳も事実は定かではないですが、漢民族の血筋であることを理由に将軍になったり、農民は武士として認められなかったり、フリードリヒ大王は王様になることを固辞したが家柄でならざる負えなかったり、と生まれた時点で人生のレールが見えていることが多くありました。

しかし様々な文化が交流した20世紀を経て、21世紀の現代では生まれた時点でレールが見えている人は数少ないです。皇族やお寺を所有するご家族の長男などであれば見える可能性はありますが、凡人の僕たちには無縁の世界です。

こうなると自分でなりたいものを取捨選択していきながら、自分の最も幸福と感じるゴールに向かって自分の責任で走ることが必要になってきます。選択肢があるというのは人々に幸福感を与えますが、選択するというのは非常にストレスです。なぜなら「何にでもなれる」という余裕が選択肢をもつことであり、「あれの変わりにこれになる」というのが選択するというだからです。

10代20代ではまだ選択肢があるのですが、家族を持ち始める30代になると突然選択肢は減っていきます。10代20代で自分と社会をよく理解し30代になってもいろんな選択肢をとれるようにするのは多大な努力を必要とします。この努力をしてこなかった人は自分で選んでいないレールをひたすら走り続けなければならなくなるでしょう。これが電車でみる疲れているサラリーマンかもしれません。

 

ありがとうございました。

Salamat Po