凡人の深読み

20代の凡人が海外で仕事をしながら、様々なことを深読みして世界征服する話

#33 大企業を辞めて海外中小企業に移って思ったこと3つ

オフィスにて

 

地球人のみなさん、こんにちは。

凡人の深読みです。



僕は東証一部、従業員2万名以上のIT企業を卒業して、フィリピンにある30名規模の中小企業で雇われ社長をしています。よく言われる大企業には何があって、何が不足しているのかについて深読みしたいと思います。

 

1. 優秀な人は大企業の方が会える確率が高い。

これは間違いないですね。僕が一緒に仕事していた人と、今仕事している人のレベルはかなり違います。それはもちろん日本とフィリピンの教育水準が違うということもありますが、フィリピンでは惚れ惚れするほど優秀な人にはまだ出会っていません。

 

2. 優秀さを伸ばすことに苦労するのは大企業。

僕のいた大企業では上が詰まっている組織がほとんど。所属していた組織はたまたま人気のない業種かつ投資フェーズだったのでどんどん昇格できましたが、これは普通ではないと思います。やはり役職や裁量がなければ自分の力を伸ばそうとしても限界があり、特に決断力という部分では全く伸びる気がしません。いつも上司が決める環境に慣れてしまうと、なかなか決断力を養うのは難しい。

 

3. 会社のデフォルト設定が低い中小企業。

大企業を辞めると一番これが継続的に苦しめられる気がします。例えば情報伝達を取っても、議事録は皆無、大切なことが会議の中かつ口頭で伝えられ、後から確認する術がない。大切な情報が1次情報ではなく、2次、3次情報として伝わってくる。など会社の働き方のデフォルト設定が非常に低いです。これが当たり前だと思って仕事してきた人にクラウドサービスの大切さや、議事録の大切さを伝えてもまだまだペーペーなので聞いてくれません。

 

外部的な環境ははるかに大企業の方が良いですが、決断力トレーニングや裁量をもっと持ちたい僕みたいな人には中小企業は勝負してみることもいいかもしれませんね。

 

以上凡人の深読みでした。

ありがとうございました。

Salamat Po